Tuesday, December 25, 2012

IRONMAN World Championshio (Start & Swim編)

いよいよレース当日。
コンドからスタート地点までは歩いて30分。余裕を見て早めに出発したが、さすがに10月ともなると日のでは遅く、Swimスタート直前まで暗かった。
Transition Areaに到着してまずはBody Marking。あの夢にまで見たスタンプBody Markingだ。わくわくしながら自分の順番を待つ。やった~~これだ。

Body Markingの後はタイヤへの空気入れと、トイレ、トイレ。
プロのBikeエリアに行くとGreg Alexanderをはじめ、2012年チャンピオンのPete Jacobsなど等、TVでしか見た事のなかったプロがぞろぞろ。




プロスタート。でもBikeエリアからは見えず、盛り上がりを堪能するのみだった。
いよいよ7時に向けてAge Grouperのスタート準備。偶然RIKIさんと会い、撮影班のカメラに向かってポーズ。これがレース後の映像として放映された。


10分前にスタート地点向かって泳ぎ始め、スタート位置についた。極力バトルには巻き込まれないいようにと考える。全体に横に長く伸びていて、スタートからコースの位置取りもはっきりわからず、7時のスタート。いつものバトルになるかと思ったら、かなりスムーズなスタートだった。海は綺麗で海中では熱帯魚が泳いでいるのが見え、「ここがハワイだよ!」感動に浸りながらのSwimだった。
コースは1周2.4Mileの時計周り。KONAは他のレースのように2周することはなく、すべての種目はすべて1周となっていた。
Swim往路は潮の流れでコース内側に流され、ボランティアのサーファーぎりぎりを泳ぐことになった。そしてターン地点にある船。何度DVDで見た事か。DVDで見たシーンを思い出しながら復路へ。やはり後半は疲れてきたのか、ペースがちょっと落ちていた。でもこれはいつもの事であり、そんなに時間はかかっていないだろうと思ってSwimを終了。えっ、1時間20分?思ったより時間がかかっていた。水のシャワーを浴び、Swim-Bike Gear Bagを取りChanging Tentへ。着替えを済まし、いざBikeへ。
と、そこでみた景色はまるで自分が最後の選手であるかのような景色だった。そう、Bikeがほとんどない状態。特に若いAge GrouperのBikeが90%以上なくなっていたのだ。そして自分のBikeのところに行くと、60%ぐらいのBikeが残っていてちょっと安心した。さすがにWorld Championship、ここまですごいとは思わなかった。
Bikeでどこまで挽回できるか、いざBikeへ。


つづく

IRONMAN World Championshio (レース前日まで)

10月13日に開催されたIRONMAN World Championshipの参戦記です。レース参加後は夢を見ている気分が続いていて遅くなってしまいました。

8月に開催されたIRONMAN New Yorkで思いもよらなかったKONAスロットがゲットでき、
10月13日にハワイ島KONAで開催された夢にまで見たIRONMAN Wold Championshipに参加した。
KONA行きについては今年でKONA出場3回目となるRIKIさんに連絡を取っていろいろ教えてもらった。
出発まで
スタート近くのホテルは2ヶ月前ではもちろんすべてSold Out。いろいろ検討してみたところ、ハワイには貸コンドが沢山あることを発見してコンタクトを開始。やはり一年の一番稼ぎ時とあって、この期間は普段の倍の金額になっており、それでも何とかスタート地点から1Mileちょっと離れたAlii Driveにコンドを予約できた。フライトもHawaiian Airlineでホノルルまでの直行便を予約、Tribike Transportも予約してこれでとりあえず行くまでの予定は整った。ばたばたとした旅行の企画だった。

日曜日出発
折角のハワイ、これは楽しまない訳はないということで1週間前の日曜日に現地入り。ガイドブックも買って機内ではハワイ島予習! 
JFKからホノルルまでの直行便は11時間。ほぼ日本へ帰る時間と変わらなかった。各シートには個別
画面あるが、国内線である為にエンターテイメントはすべて有料。日本からHawaiian Airlineを使って来た人に聞いた所、8時間であっても国際線の為、エンターテイメントは無料、お酒も無料で提供されたそうだ。
幸いiPhoneにTV番組をダウンロードしていたので、何とか機内でのエンターテイメントは充実。
ホノルルに到着。メインアイランドターミナルからハワイ島ターミナルへの移動はバスだった為、一旦ターミナル外へ。
む~~~んとする常夏の気温。きたっ~~~~~~!!
3時間の乗り継ぎ時間を経て無事KONAへ到着、レンタカーで貸コンドへ直行。コンドは写真で見るよりも予想以上に広く綺麗で居心地のいい1Bed Roomだった。

月曜日
日帰りオアフ島観光。
知り合いのランナーがハワイへ旅行に行った時、ダイヤモンドヘッド一周ランをしたら傷めていた足が治ったと聞いていたので、Toughmanで頑張り過ぎて、ランでは太ももが攣った状態で走った為、太もも前の腱を痛めてしまい、パワースポットで足を治そうと、ワイキキビーチ横に車を停め、ダイヤモンドヘッド1周ラン。さすがに朝9時でも暑かった。
よしっ、これで大丈夫!!
アラモアナショッピングモールに立ち寄り、「ごまいち」でタンタン麺を食べた。
あまりにもニューヨークと変わらないショッピングセンターで、一体ここは何処なのかと錯覚するぐらいだった。
その後はPearl Harborへ行きオアフ島一日観光は終了。




火曜日午前中はハワイ島南部を観光して、午後4時からInternational Paradeに参加する予定だった。
International ParadeではRIKIさんと一緒に仮装して参加する予定で、僕も忍者着を持って行った。
しかし、早朝5時半に左腹部背中の痛みで目が覚めた。
えっ、腰がこむらがえり?
筋肉痛?
(ここで必死にストレッチを繰り返す)
いやちょっと待て、筋肉痛じゃないぞ。
えっ、もしかして昨夜食べたPoke(ハワイ名物マグロのサラダ)を食べた食中毒?これやったら、よっし~やんけ。
いやっ、でも食中毒の症状とは違うぞ。
と、いろいろ痛みの発生原因を追究するが、どれにも該当せず、痛みはどんどんひどくなりはじめた。30分近く
痛みと戦い、どうしようもなくなり部屋に設置されていた電話で911。
電話をしている最中でも襲ってくる痛み。しかし電話の向こうからは次から次へと質問攻撃。その度に悲鳴をあげながら「早く来てくれ~~」と思いながらも答えていた。
救急車が来たのは15分後ぐらい経過してからだったと思うがその時には痛みの谷間状態で、消沈状態だった。
11Mile離れた救急病院に搬送。お医者さんに初診でまずは左背中を叩かれ、激痛でもがいていると"Kidnery"と漏らす。
腎臓が悪い?その後CT Scanとレントゲンを撮られ、結果は思いもよらなかったKidney Stone、いわゆる腎臓結石。
(NYRRのHelthy Kidney RunでKidneyが何か知っていて良かった)
痛みは左側だったが、
先生「右にも石があるよ。でもこれはまだ動いていないら大丈夫。」
と告げられる。1ヵ月後この右側の石も動く事になろうとはこの時点では予想していなかった。
僕「先生、今週末IRONMANなんですけど、出場できますか?」
先生「痛みがなくなったら大丈夫!」
と言われ、半信半疑ながら安心。ここまで来て病気で参加できないとなると来た意味がなくなってしまうところだった。
痛み止めの効果で病院を出るときにはあの痛みはなんだったのかと思うぐらい普通になっていた為、公共バスでコンドに帰る。しかし帰った所で痛み止めの効き目が切れ再び痛みが再発。何が起こったのかと思い、分野は違うがくぼたま先生に電話をして診断を受ける(感謝!) どのような症状になるのかが理解できたが、痛みは増すばかり。
その後痛みは波のように訪れ、おまけに吐き気も併発。
事前にRIKIさんの携帯Voiceメールにメッセージは入れたが、4時にRIKIさんから電話がかかってきて激痛の中、体調不良でPaladeには参加できない旨を伝えた。その後も痛みは何度となく襲ってきて、最終的に深夜過ぎに痛みは治まった。翌朝はあの痛みはなんだったのかと思うぐらい普通に戻っていた。しかし左背中の違和感は残っていた。

水曜日
パケット、Bikeピックアップ&IRONMAN Village散策
昨日の痛みの疲れが残っているせいか、体調が今一。
しかしながらスタートポイントのKing Kamehamehaホテルへパケットピックアップ。
Bikeもピックアップしなければいけないのでホテルへはレース当日朝の時間チェックも兼ねて徒歩で向かい、約30分。
コンドを出ると前のAlii Driveはアスリートがいっぱい。それもそのはず、ここがランのコースでもあるからだった。
ホテル近くのSwimスタート地点ではレース参加者たちがトレーニングをしていた。
無事パケットピックアップも完了。ちなみにGoody Bagは今年3つ目となるIRONMAN Transition Bagだった(苦笑)
KONA自体は田舎の小さな街なので、街はIRONMAN一色と言っても過言ではないぐらいIRONMANでもりあがっていた。
Villageはスタート地点から少し離れた場所に設置されており、Bikeもそこでピックアップとなっていた。
Bikeも無事ピックアップ完了。IRONMAN Villageは他のIRONMANレースのほぼ2倍から3倍ぐらいの大きさだった。
さすがにプロや世界のトップアスリートが集まるレースだけあって、企業の力の入れようも半端じゃない。

木曜日
トレーニング
体調も日々回復している感じ。
まずはSwim。RIKIさんから沖にあるボートでコーヒーが飲めると聞いていたので、そこを目指して初Swim Skinで試泳。
海水だからなのか、Swim Skinのおかげなのか思ったよりも身体が浮く事を実感。それにしても海が綺麗だ!
黄色や青の熱帯魚が泳いでいるのを見ながら泳ぐなんてなんて考えた事もなかったので、しばし感動に浸りながらそれでもコーヒーめざして泳ぐ。
ボートに到着して小さいキャップでコーヒーをもらう。Blue SeventyのSwim Capをもらっている人を発見。もちろん僕ももらいました。
(コーヒーボート)
ちなみにこのコーヒーボートはIRONMAN開催時期にしかなく、レース当日、翌日にはすでに消えていました。
Swimからあがると白戸さんの奥さんにばったり会って、8月以来の再会だった。
コンドに戻ってトレーニングラン。さすがに暑い。
ランコースにも各メーカーのAid Stationがあり、ドリンクやGelがもらえる。宣伝とはいいながらも、至れり尽くせり感を久々に感じた。途中CannondaleのテントでChrissie Wellingtonのサイン会を開催していたので、並んで汗で濡れたキャップにサインをしてもらった。彼女のハスキーボイスとビッグスマイルはTVで見るよりもすばらしかった。しかしChrissieが今年でプロ引退をするなんて・・・

(コンドのテラスで)

夜はWelcome Dinner Party があり、RIKIさんや同じY's Teamの方々とご一緒させてもらった。会場では白戸太郎さんにも無事会えた。
(Welcome Dinner会場で)


金曜日
Bike & Gear Checkin
チェックインはBib#で時間帯が分かれているが、結局は目安だけでいつ行っても良かったみたいだった。
チェックイン入り口に到着。そこでまず聞かれたのは「ランではどこの靴を履いて走るの?」だった。リサーチの一環だと思われる。
その後ある人からProfile DesingのT-Shirtsをもらった。参加者に配っているみたいだった。
チェックインでは一人に一人のボランティアが付いてヘルメットとBike Bibのチェック。その後もBike設置からGear Bagの場所までボランティアが一緒にめぐってくれた。
チェックイン完了後は入り口で他の選手のチェックインの様子を伺っていたが、報道陣の数も半端じゃなかった。


夜は翌日のレースに備えて早めの夕食を取り、休む。