Tuesday, September 23, 2014

Ironman Maryland 2014

これまではEagleman 70.3のHalf DistanceだけだったMarylandが、今年からFullを開催。

AWAの特典のEarly Registrationで思わずポチッとしてしまったのが春の事。
ずっとRegistration Openだったから別にポチらなくても良かったって話。
まんまとIronmanのMarketingにやられたな。



MaryLandはNYから車で4時間半くらい。WashingtonDCのちょっと下。
なので、政府系の会社とかも多いのだ。
車でいけるので今回はLeeとワンちゃん同伴。

このIronman MaryLandで特筆すべきはやはりスケジュールであろう。
まずレースは日曜ではなくて土曜日。
あとAthlete Check Inが木曜と金曜の午前中もOK。
なので、NYくらいだと木曜に仕事終わってから車で現地に向かい、金曜の朝いちでパケットピックアップ、金曜の午後にBike Check In、という事が可能なのだ。
フルのIronmanは最低でも2日休みを取らないといけなかったことを考えると、これは画期的なスケジュールだ。

そして、Bike Check Outが次の日のお昼までOKな事。これもかなりいい。
正直、レースの後にバイクとギアバックを離れたTransitionまで取りに行く元気は残ってない。それよりも次の日に車でTransition横まで乗りつけてPickUpできればスゴく楽だ。

Morning Bagが無いと困るぢゃないか! と思っていたら、Finishのすぐ横にMorningBagだけは持ってきてくれていた。着替えもできるし電話もすぐかけれたので助かった。

あと、LakePlacidでもそうだったが、Welcome Celemonyでご飯は出さないかわりに$25のお食事券が使える。
これは地域のビジネスにもいいし、何よりもCelemonyのたいして美味しくもないご飯を食べなくていいのも良し。
MaryLandといえば蟹なので、$25のお食事券でクラブケーキを堪能してきた。
ここらへんの蟹は上海蟹ちっくで、身がちっちゃい。でも味は結構濃いのだ。


イベントの開催要綱においてはこれまでで一番合理的で良かったかもしれない。



今回、NY J Tri仲間からはカズさんとOhio在住のKeigoさん。
KeigoさんはFBだけのつながりだったで、今回初めてご対面。
怪我で8月に出れなかったIronman Kentuckyの名前入りタオルをわざわざ買ってきてくれた。
あと、シンシナティ名物のSky Chilliの缶詰も。
感謝、感謝。



宿泊施設は、レース会場のすぐそこには何も無い。
車で5分くらいのところにHyatt Regency、あと貸別荘がたくさんある。
私たちはEastonという車で15分くらいの街のHoliday Innに泊まった。
ワンコもOKで車で5分くらいのところにはモールもあるので悪くはなかった。




レースコースはというと、Eagleman70.3をそのまま2倍した感じ。

Swimは海のコースを2周回。
Bikeは途中部分を2周回。
Runは3周回なので、70.3とちょっと折返しが違うのかな。

木曜の午後はベタ凪だったので、こんなんだといいなぁと思っていたら金曜は風がキツくてチャプチャプしてた。
OceanSwimはその日のコンディションで全然違うのだ。

レース朝はKeigoさんに一緒に車で乗せて行ってもらってレース会場へ。
まだ暗い、でも暖かくて風も無い。
コンディションとしては良さげだ。

Transitionではみんなタイヤに空気入れたりドリンクをセットしたりしている。
誰かが貸してくれるから空気ポンプを持って行ったことが無い。
今回も優しい女性が快く貸してくれた。

指差し確認。
Tubularの空気入れた、ドリンクと水セットした、Gear Bagの確認した、トイレ行った、もう何もすることが無い。
音楽でも聴いて時間まで待っていた。



MaryLandのSwim StartはLakePlacid方式。
自分のSwim時間に合わせたグループに入り、早いグループから順番にスタートしていく。

私は1:20〜30のグループに。
今日は1:20ぐらいでは終わりたいなぁ。


スタートは五月雨式に入水してくので、正直いつストップウォッチをオンにすればいいかわからなかった。
とりあえず赤いゲートをくぐったときにスイッチオン!

始まった。
もう戻れない。


SwimはEaglemanの2kのコースを2周回。
海の状態はそんなに悪くない。
でも今回は他のスイマーとConflictしっぱなし。
人のことは言えないが、これぐらいのグループはヘタれスイマーばっかなので、右往左往して当たってくるわ、ゴーグルははたかれるわ。
でMass Startのほうが全然マシだと思った。


1周目が終わって時計を見たら50分。
はぁ、今日のレースはもう終わったな…。

が、止めるわけにはいかないので、2周目泳ぎ始める。

おっと、忘れずに言っておこう。
海水温度は72℉。20℃くらい。
ウェットはOK。でも必要な冷たさではない。
私はウェットではなくてスイムスキンで泳いだ。全然冷たくなかった。

実はクラゲがウヨウヨいるらしい。
私は大丈夫だったが、同じホテルに泊まってた人がクラゲに刺されてMedical Aidで手当てしてもらったって言ってた。
刺されたくない人はフルウェットで泳ぐことをオススメ。

最後までみんなでデロデロ団子になりながら1:44でSwim完了。

T1は普通に快適。
距離も長くなくって程よい。

Bikeを押しながら走ってると、「Yabyさ〜ん!」という声。
なんとKazuさんを同じくBikeをスタート。

しばらくは街中をカクカクしながら走るのでスピードも出せず、おしゃべりしながら走る。
「なんかSwimえらく時間かかちゃってさぁ。」
「そうそう、なんでかわかんないけど、えらいかかったわ〜。」

そのうち広い道に出たので、それぞれのスピードもでBikeスタート。



Bikeはフラット、フラット、フラット。
橋の手前で”Hill”ってサインがあったけど、立ち漕ぎ3回で終了!みたいな。

そういう感じなので割とスピード出せる。
が、上りが無い代わりに下りも無いからずっと休まないで走り続けないといけないというのもある。

Bikeコースで特筆すべきは、
風。
水たまり。

風はCozumelほどじゃ無いけど割と抵抗になるくらいは吹いている。
水たまりは湿地帯に入ると満潮時には道路に深い水たまりが出現する。
そんで潮水なのだ。
そこを何回かシャーってかき分けながら走る。
シューズはビシャビシャ。


しかし、舗装状態は比較的良い。
※ちなみに一番舗装が悪かったのはNewYork Ironman
たまに農場な匂いが漂うスポットありで、旅情感覚(?)


いつも80マイルぐらいからはもう飽きてきて早く100マイルにならないかなぁってばっかり考えているのだが、次の10マイルになかなか届かない。

気持ちも身体もダレてきたけど、それでも今回は新車だったのでBikeが勝手に走ってくれた。
これまでのQRも乗りやすいBikeだったが、正直、Trekスピコン9.9は全然違う。

5:41。
Bikeは初めて6時間を切ることができた。 ROIはあったかな。




さて、最後は本気のRun。
Runもフラットなので、今回はRunのPRを狙っていた。

T2もT1と同じロケーションで、ボランティアがGearバッグを渡してくれて極めてスムーズ。
そのままコースに走り出す。

微妙にスピードを押さえつつ割といい感じで走り出す。
身体も重くないので人々を抜いていく。
何が醍醐味って、最後のRunでガシガシ抜いて走るのが一番楽しい。

途中でTimexのチームの人がウェアを見て声をかけてくれる。
こういうのも楽しい。

フルのMarylandは3周回のランコース。
意外と暑い。

そう言えば今回は補給を怠ってしまった。
ドリンクも半分手をつけずに1000kcalのみ、電解質も1回だけ補給。
明らかに足らなかった。

だからか、3周目はえらいキツくてスピードもマイル10分まで落ち込む。(走ってる時はそう思ってなかったけど)
頭もクラっとする時があってたまに意識が遠のく。

明らかに熱中症。
それでもあと1周なので、エイドまでは走ろう、エイドでは歩いていいし氷水かぶっていいから、とにかくエイドまではがんばろう。
を、繰り返した。

ようやくあと3マイル。
同じようなスピードのおっちゃんたちと励ましあいながら最後の直線道路を全力で走る。


あーーー、やっと終わった。!!!
辛かったわ〜〜〜。
いや、楽なIronmanなんてどこにも無いんだけどさ。

Runは伸びずに3:51。
LakePlacidのきついコースと2分しか違わない。ガクッ。。。



RankはAge12位とふるわなかったけど、フラットなコースが功を奏してBikeとTotalがPR。

Swim: 1:44:51
Bike: 5:41:56
Run: 3:51:43

T1: 5:06
T2: 2:37

Total: 11:26:13



ヒルクライムが苦手な人にはオススメのMaryland Ironman、でした。

以上、簡単レポートおわり。


Monday, September 8, 2014

Ironman 70.3 World Championship 2014 @ Mont-Tremblant, Canada

Ironman70.3 World Champinship 2014のレポートです。


来年からIronmanシリーズ 70.3 World ChampionshipはAustriaへ会場移動。
その翌年はAustraliaへ、と当分北米には戻ってこなさそうなので、Syracuseで回ってきたRollDownをありがたく頂戴することにした。


実はこのレースの2週間前にIroman Louisvilleにも出る予定だったが、直前にまさかのBike Crash。
あ、まさかっていうのは間違いで、またBike Crash。
知り合いたちの話を聞くと、40代後半っていうのはよくCrashするらしい。
多分、反射神経とかがおっつかなくなってくる年代なんだろうな。ハハ、Ageingってやつ?

なので、LouisvillはSkipしてこの大会に出るために療養に励んだ。


Mont-TrembalntはMontrealから車で2時間くらいのスキーリゾート地。
BikeはTribiketransportで運んだので、人間だけ飛行機+レンタカーで現地へ。
今回は珍しくLeeも同行。(ワンちゃんはお留守番)

リゾート村はちっちゃいけどヨーロピアンな感じでかわいいのだ。
このリゾート村がレース会場の中心で、トランジッションやStart/Finishラインがここに固まっている。



私たちが泊まったのはHotel Mont-TembalntというB&Bが大きくなったようなホテルで、会場から車で5分くらい。
不便かなぁと思ったけど、レンタカーもあったしレース当日はオーナーが会場まで朝送ってくれるというサービス。朝食付きで隣にはBikeShopもあり。中心地のホテルと値段を比べるとパフォーマンス的にはかなり◎。



さて、レースについて話をもどそう。

まずSwim。
フルのIronmanとちょっとコースは違うが同じ、Trembalnt湖。
2kはStartからEndまで小島をぐるっとする周回コース。
水温は70F、24℃くらい。気持ちいい冷たさ。
ウェットが苦手な自分はどーしよーかと悩む。 2kぐらいだし別に冷たくないしSwinSkinでいきたいなあ。

次にBike。
これは確かフルのBikeコースの1周分だったはず。
Total Elevationはそれほどでもないが、最高15%のヒルあり。ふうん。。。

Run。
どうやらUpDownの続くRollingHillなコース。
Maxが24.4%! ムムム。

http://m.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman-70.3/world-championship/athletes/course.aspx#axzz3CmAkDfb9






金曜のウェルカムセレモニーは、まあいつも通り。
IronmanのCEOも来てたし、ケベックゆえにシルクドソレイユのパフォーマンスもあり。
去年のラスベガスとかなりかぶる。


土曜は雨模様。
でもBikeを乗っておかないといけないのでちょっと乗ろうとしたら、あれ、Di2のリモート本体がない!
すっごく焦った。でもよく見たら固定していたバンドが無くなってリモート本体がぶらーんとなっていた。
もー、仕方ないなぁ、なんかで固定しないと。とEXPOでもらったゴムのリストバンドで留めておいた。
割とOK!

この後は試泳と試走。
ホテルからランニングしてSwimStartのビーチまでいき、30分後にLeeには車でSwimグッズの入ったバッグをもって車で来て、って言っておいた。
しかし待てど暮せどやってこない。
イライラも頂点を超え過ぎたころ、慌てて姿を現すLee。

「SwinEndのほうに行っちゃってさ~。」
スタートっちゅうたやん! で、バッグは?

「あ、忘れちゃった。」
。。。。

もー、お前は今後レースには付いてこなくていい!!!
と言いそうになったがぐっと我慢した。
どうせ直前までインタネットしてて焦って出てきたんだろう。全くもーーーー。

こんな事からも、改めてレースで頼れるのは自分だけなのだ、という事を自分に言いきかせる。


BikeとCheck-inしてギアバッグを預ける。
すると、すんごく小さい着替えテント。こんなテントこれまでのIMで見たことない。
「へ?こんなんでみんな入るの???」とすごく疑問。
でもその疑問はレース中に答えがわかった。


土曜の夜はがっつり肉を食べて就寝。
Hotel近くのここのBBQ屋はうまかった。

 
 
 
 
 
 
レース当日。
 
 
SwimのWaveがしっかり分かれているので、F45-49のおばちゃん組は8:56とすごく遅い。
速い兄ちゃん姉ちゃんたちは先にさっさとスタートってわけだ。
ま、そのほうがモタモタしてる私なんかは気が楽でいいかな。
 
 
昨日と違って気温はぐっと低くなったが風は弱くて、もう水面に白波は見えない。
ウェットもスイムスキンも持ってきたが、まだどうしようか迷っている。
だって、誰一人としてウェット着てない人がいないんだもん。。。
なんか、恥ずかしいのでやっぱウェット着ることにした。ハハハ。。。
 
スタートはカナダ空軍?のジェット機が上空をビューンと飛んでって花火がパーン!と上がって、と派手なスタート。
空軍はPROだけだったけどさ。
 
さておばちゃん組のスタート。
いつもは和気あいあいな感じだけど、さすが選抜は違う。波打ち際で陸上の中距離のスタートのようにスタンバイしてる。
あ、私は控えめに2列目の端っこにて場所取り。
 
スタート。
ここのコースはかなり泳ぎやすい。水もきれいだし水温もちょうどよい。
Waveだからバトルもない。
と寛いで泳いでいたら後ろからもっとおばちゃん組、そしておじちゃん組がやってくる。
続々と抜かされる私。
でもフンフンフンと気持ちよく泳ぎ続ける。
きらきらと輝く太陽、水面も反射してキラキラ。周りで抜いていくスイマーのフォームのきれいな事。
あぁ、こんないい気分で泳いだレースはそうそう無かったな。
 
で、上がったらAGE95人中91位。
ぷっ!
 
 
さて次は問題の着替えテントのT1だ。
Blueのバッグを見つけて着替えエリアに行くと、男女混合でそこらへんの椅子で着替えてるではないか。
あ~、そうか選抜な人たちは脱いでお着替えすることなんて無いわけなのね。
そーだよね~。そのまま上がって靴はいてメットかぶればいいんだもんね。そう考えればテントなんて要らんわ。
現にPROの皆さんは自分のBOXがBikeのとこにあってそこでのみT1&T2。
 
 
Bikeを取りに行くとやっぱ自分のとあと1台くらいしかラックに残ってなかった。(笑)
さーて、天気もいいしBikeも楽しむぞ~。
 
路面は全体的にとてもきれいに舗装されていて乗りやすい。
高速を含むコースは中ぐらいのUpDownがあるコースでなかなかいい感じ。
 
おっしゃー、ここらでスピード加速じゃー、と思っていたら、なんかカタカタする音が。
うーむ、なんだろう、と見たら何とエアロバーが水ボトルとともに左右にカタカタ揺れてるではないか!
ぎゃー、ネジがいつの間にか緩んだ?!
試走の時は全然大丈夫だったのに~。
 
危ないのでとてもじゃないけどエアロバーは使えずハンドル握ってライド。
エアロバーがポロっと取れちゃったらどうしよ~。バイクパンツの後ろにでも差して乗るかなぁ、なんてことを考えつつ上腕の裏がプルプルするのを耐えつつ乗る。
 
いつものレースと違ってあんま抜かせないからつまんないと思いつつも、そうこうしてるうちに会場の裏のスキー場の山が見えてきた。
結構Bikeは楽勝♪
 
って思ってたらコースは右に曲がって、そこからは小さなRollingHillのコースに。
するってーと、今度はダンシングしないと上げれない坂が次々と。
げげげ、どうりで15%!
 
終盤でこのコースはちとめげた。
フルだとこれが2回かぁ。しかも中盤と最後。むぅ、正直うれしくないコースだな。
 
 
 
こんな感じでBikeを終えて次はRun。
 
T2はテントもRedバックのすぐそこでみんな一緒にお着替え。
って言ってもシューズに履き替えるだけだけどさ。
 
なんか物足りないので、トイレにでも行ってみた。
今日は走りションはしないで良し。
 
Runコースは会場からHotelまでの道なのでもうよくわかっていた。
緩いUpDownのあるそこそこのコース。
 
私が走り始めるころにはTOPの人たちはとっくにFinish。
あー、すごい走りが間近で見れなくて残念。
それでも2周目に入ってる速い兄ちゃん姉ちゃんたちがガシガシと抜いていく。
自分の得意なのはRunだけど、このスピードとパワーの差を見ると言葉も出ない。
 
最初のHillを登る。
ピキっ!
うわ、脚が攣りまくり。
急いで電解質を摂ったが、やっぱり坂では攣ってしまう。
仕方ないので小走りでちまちま登る。
 
えーと、24%の坂はどこかな?
キターーー、周回の最後は会場の中心Villageの急な石畳。
そこを登ってまた急に下って、2周目。
 
2周目の折り返しではLeeがイエ~イと写真を撮ってくれた。
エンジョイ~。(いや、割と辛かったよ、実は)
 
 
 
 
折り返して24%Hillを登ったらあとは全力疾走で下り。
 
ついにFinish!!!
 
 
 
 
Swim:40:47
Bike:3:00:03
Run:1:47:40
T1:6:19
T2:2:23
 
Total:5:37:12
 
AGE95人中、66位。
すごい順位だな。(笑)
 
 
でも楽しかったぞ、70.3 World Championship 2014