Sunday, December 8, 2013

IRONMAN COZUMEL 2013


別にリピーターってわけじゃないんだけど、何故かトラ・ロング歴4年のなかで3回もこのIronman Cozumelに出ることに。


今年はいろいろあって、8月末のIronman Louisvilleに出るつもりでトレーニングも減量もそれに向けて調整していたのだけど、出発の3時間前にまさかの会社からのコール。

はぁ、、、ま、仕方ないけどさ。

そういえば去年も仕事でメキシコに缶詰にされて全然トレーニングできないままIronman NewYorkに臨んだ。で、シーズン終了はこれではあんまりだと思ってCozumelにいったのだった。


って事で 今年もそんな感じで ”かけこみ寺” よろしくIronman Cozumelに参戦したのであった。



レース自体については過去の
http://trinewyork.blogspot.com/2012/11/ironman-cozumel-2012-swim.html
をご参照あれ。

なんだったら感動の?初Ironmanレポートの
http://trinewyork.blogspot.com/2010/12/ironman-cozumel-2010-swim.html
もどうぞ♪


今回は来年出るそーちゃんや、もしかしたら日本から参戦の皆々様に向けてちょっとしたプチ情報も混ぜてご報告。



まずはSwim。

CozumelのSwimは正直簡単ではない。
というか去年と今回が大変だった。
やっぱ海ということもあって天候にも左右されやすいし、多少なりとも潮の流れが影響してくる。
去年は見た目普通だったけど、コース折り返しのAgainstが非常にきつくて1:45もかかってしまった。
全体では2割がSwimでカットオフになったらしい。

今年はというと、去年にも増して海が荒れていた。
荒れてるどころでなくって、大型船以外は出てはいけないってCoastControl(?)からのお達しがあったくらい。

「ま、マズイ。今年こそSwimでカットオフか。。。」

と思っていたら、レース前日に開催者からUpdateが。
「距離は3.1kmにしてコースはAgainstが無いように一直線で!  スタート地点変わるからね〜♪ 」


なんや、その半端な距離設定は!!!


ま、わたしのようなリピーターはいいけど、人生初のIronmanが実は距離が短かった、、、ってのは何かスッキリしなくてかわいそうだなぁ。

きっと去年ブーブーブヒブヒって文句言われたんだろうなぁ。
でも、350mくらいちょっと北に上がって折り返せば700mになるぢゃん。
そーすればよかったのにね、って後から村越さんと語り合ったのであった。

言いたいことは、つまりはSwimはその年のコンディションでえらい違うって事ですわ。




あ、そうだ。これ言っておかないと。

Bibは早く申し込んだ順に若い番号になって、若い番号ほどBikeマウントの地点に近いのである。(つまりは有利なのね)
私のような申し込み最後っぺは着替えテントの近く。
一般的な碁盤の目にバイクラックが並んでるわけでなく、ChakanaabPark内の四方に広がる歩道に沿ってラックがセットされてるので自分がどこだったらよーく覚えておく必要アリ。

あと、朝トイレはテントに直行すべし。
外のは長蛇の列だけど、T1テント内のは穴場。

バイクテックはそこそこ列だけどまあ普通に朝行けば長く待たなくても空気入れてもらえる。
あと回りにもいっぱいポンプ持ってる人います。


とめどもなくいろいろ書くけど、ダウンタウンのHostHotelからSwimスタートへは無料バスが出てて10分くらい。
あと、ホストホテルに泊まってなくてもバスは乗ってもよい。
ホストホテルであるCozumel Hotel&ResortはFinishLineからもExpoからもWalking Distanceなので便利です。Bikeテックも常設。
今年は私は安いBarracudaHotelってとこに泊まった。FinishLineの真向かい。安ホテルだけど冷蔵庫が着いていたのが◎。
裏で勝手にPracticeSwimも出来る。




バイクコースはといいますと、割合Aid Stはあって、今年は貰った水全てが氷水で非常にリフレッシュ。
マーシャルは頻繁にオートバイで廻ってはいるけど、余程あからさまでない限りカード出さない、かなぁ。
一人前方でずっとコースの左をずっと走ってる人にイエロー出してるの見ただけ。
みんな結構真ん中とか左とか堂々と走ってるので右抜き強いられる時もあり。でもそんな時はマーシャルには注意ね~。

1周の1/3は海風コース。いつ乗ってもきつい。これが3回だと最後はかなりウンザリ。
3周回のバイクが終わるとボランティアがバイクを受け取ってくれてT2テントへ。
今回自分のRunバックが見つけずらかったのだけど、少年がすばやく見つけて渡してくれた。
やるなぁ、Cozumelの高校生。※高校生がボランティアしてくれてるのだ

T2からランコースはすぐそこ。



いつも最後が辛いのは栄養が足りてないからだと思い、今回はチョコレートをランバッグへ。
Ziplockに板チョコを一枚分割って入れておいた。
前日にバッグはチェックインなので、当然メキシコの空の下ではチョコレートソース状に。
で、どうやって食べたかというと、Ziplockの隅を食いちぎって、チューチューと食べた。
でも穴が大きすぎて握った手もドロドロに。最後まで食べずに一気に流し込んでポイした。あー、水が飲みたい。


ランは微妙なUpDownはあるけど、ほぼフラット。
いつも応援がすごい。
日本人の応援も毎年必ずいる。
「がんばって!」って日本語で声かけられると、恥ずかしいとこ見せられないなって気持ちになる。

ランも3周回。
面倒なことに距離の表示が殆ど無い。
だから1周目でどれだけかかったか、でペースを見るしかない。
今回は最初を結構押さえてイーブンで走ったのですごく辛いことはなく、自分では3時間30分ペースで走ってるつもりでいたけど、何のことはない3時間50分ぐらいだった。
去年のポジティブ走のほうが最後は辛かったけどタイムは全然良かった...。



ランコースで要注意なのが、後になるほどAid Stがお店じまいしてしまい段々数が少なくなること。
これは多分高校生たちがボランティアしてるからなんだと思うけど。
あと道も暗くてちょっと淋しい気分になる。

それでも「コーク!」って叫ぶと、「Here! Baby!」っておっちゃんが暗い中で渡してくれる。
こんなシーンで、やっぱりボランティアの人たちにはすごく感謝。



そうだそうだ。これを言っておかないと。
気温は毎年だいたい華氏85度くらい。そんなにすっごく暑くない。
今年はバイクでも雨が降ったこともあって比較的涼しかったけど、ランですごく暑くなりちょっと熱中症気味になってしまった。
しかーし、ラン後半でまた大雨が降ってクールダウン。これこそ恵みの雨。

そうはいっても背中の皮が1週間後にすべて剥けたので、やはり日差しは強いのであーる。
気をつけましょう。


Finishしたらメダルと貝殻のペンダント。
ご飯はピザとカップヌードル。今年はちょっと食べてみようと一口ピザを口にいれたけど飲み込む気になれずペッ。

BikeとバッグのPickupはすぐお隣のスーパーの駐車場なのでそんなに歩かなくても済む。
去年はバックが無造作においてあって探すのが大変だったけど、今年はBikeと一緒にラックにかけてあった。



うちのホテルからはFinishLineのアナウンスが丸聞こえなので、ベッドで固まったままずーっと聞かされていた。
たまに団子になってゴールしたのか、アナウンスの人が早口で「xxx、You are an Ironman」って連続して言ってるのが笑えた。

で、12時で終わりなレースだけど、もう間に合う人がいなかったのか、11時45分ぐらいにはもうアナウンスも聞こえなくなった。


あー、今年のIronmanも疲れたよ~。

でも、楽しかったさ。





追記:
他人の表彰には興味ないのでAwardには行ったことないけど、今年は一応RollDown来てみた。
AwardはPlayaMiaという新しく出来たWaterParkでダウンタウンから車で15分くらい。片道Taxiで$15。(PastaDinnerもここ。Dinnerは無料バスあり)
RollDownは珍しく45~49Femaleの枠でも2つあった。COZUMELはEuropeanが多いのと女子の参加率が他より多いかも。残念ながら6位の私までは到底回ってこなくて、女子全体でも1枠しか回ってこなかった。逆に男子はヨーロッパからハワイは遠いから行かない人も多いみたいで結構RollDownがあった。

Awardは枠で上位3位がでっかいM型のトロフィー?をもらっていた。
表彰台に上がれてもKonaのspotが貰えないのは、何だか切ないな。
でも、取り敢えずはあの表彰台にいつか上がれるように目標設定しよう。

ちなみにこれまで70回Ironman完走した女性も特別M型トロフィーもらってた。
IMスタンプラリー中の村越さんに朗報♩






Monday, December 2, 2013

Ironman Florida 2013 @ Panama City Beach, Florida -ラン編-

時間通りにバイクを終えられたことで、不安は既に無くなっていた。まだまだエネルギーも気力も充実している。心配していた足の痙攣も起きなかった。行ける!

ランアウトのアーチを潜った所で嫁が待っていてくれた。

Honey! You look great!!


いい所で待っていてくれた。気合が入る。

ランコースは、Panama City Beachから、Grand Lagoonの先端にあるSt. Andrews State Parkにある10キロの折り返し地点までを2周する周回コースだ。速いトライアスリートは、既にレースを終えたり、2周目の周回に入っていた。でも自分はあくまでマイペース。26.2マイル(42キロ)を、7時間で走れば完走できる。自分は2年前に同じ距離を4時間20分で走ったことがある。コンディションも悪くない。正直楽勝だと思った。


でも流石にスイムとバイクの後のフルマラソンは、ただのフルマラソンとは違った。最初の1マイルのサインがやけに遠く感じた。これがあと25回かと思うとウンザリする。とりあえずマイル13分位のゆっくりペースで最初の10キロをこなした。St. Andrews State Parkの折り返し地点だ。時計は午後620分。このペースで無理せず走れば、6時間以内に走れる計算だ。

サマータイム中の11月の日の入りは6時前。辺りは真っ暗だ。周りのランナー達はヘッドライトを用意している。こんな時間までレースした経験は無いし、これは準備不足だった。

折り返し地点を過ぎた辺りで、考え方を少し変えてみた。10キロといえばセントラルパーク一周、Run for Japanの距離だ。これがあと3回か。そう思うと、少し気が楽になった。

1周目の周回が終わってゴール付近に戻ってきた。ゴールでは「You are an Ironman!!」のコールと歓声が鳴り響いている。周回コースの折り返し地点で、また嫁が待っていてくれた。

Honey! You are doing great!! You are doing 13-15 min. pace.

どうやらアスリートトラッカー(aka Husband Tracker)でペースを見ていてくれたらしい。また気合が入った。

折り返し地点で、Special Needバッグを受け取る。中身は前回と同じく、サンドウィッチ、りんごにバナナ。サンドウィッチはパスして、歩きながらバナナとりんごを食べた。時計は午後750分。ハーフマラソンの距離を残して、残り時間は4時間とちょっと。大丈夫だ。完走できる。

最後のハーフマラソンは、流石に疲労が出てきた。一番心配していた腿の痙攣はついに起きなかったけど、足の裏が麻痺してきた。でも体力はまだ余裕がある。バイクでの補給が効いているみたいだ。とりあえずマイル15分を維持できるペースでひたすら前に進む。15マイル位で強烈な睡魔に襲われた。

「おっしゃっ!!と、自分に気合を入れる。周りのアスリートは相当ビビッていたけど、レース中だし眠っている場合じゃない。

午後9時半、ラスト10キロの折り返し地点。まだ時間には余裕があるけど、1周目よりはペースが落ちてるみたいだ。

最後の10キロは、走ったり歩いたりの繰り返しだった。でも、ラスト2マイルでフィニッシュラインからの「You are an Ironman!!」のコールが聞こえ始めて、また走り出した。沿道の応援が増えてきた。長かったレースも、もう終わりだ。

最後のコーナーを回ってフィニッシュのアーチが見えた。去年ニューヨークではじめて見たIronmanのフィニッシュラインだ。大音量の音楽と盛り上がった観衆が迎えてくれた。両手を広げ観衆とハイタッチしながらアーチに飛び込んだ。

SOTARO MISAWA, YOU ARE AN IRONMAN!!!

去年ニューヨークではじめて聞いた、あの台詞を聞いた。今回は特別だ。なにせ自分が主役なのだから。

タイムは16時間12分。決して良いタイムじゃないけど、自分にとっては完走したということが重要だった。

メダルを受け取ろうとしたら、アナウンサーに引っ張られてフィニッシュアーチまで連れ戻された。初めての完走を祝ってもう一度コールしてくれるという。

ゴール付近の観客とアナウンサーに、もう一度「YOU ARE AN IRONMAN!!!」の大合唱コールをしてもらった。

フィニッシュエリアのすぐ外で嫁が出迎えてくれた。
今回のレースでは要所要所で、応援してくれていた。
本当にありがとう!


初めてのIMレースの感想は、とにかく長かったということ。
レース直後は、正直もう二度とやりたくないと思った。
でも今は、フィニッシュの強烈な印象を思い出して、ビデオや写真を見返して、またやりたいという気持ちがウズウズしている。

今度やる時は、もっと練習してタイムを縮められるだろうか?
もっと強くなれるだろうか?
次のフルのレースは、来年7月のIM Lake Placidだ。

IMコースの中でも特にキツイといわれるこのコースでどこまでできるのか、来年も楽しみだ。

Ironman Florida 2013 @ Panama City Beach, Florida -バイク編-


バイクコースは、Elevation Gain991ftのフラットなコース。初IM挑戦の地をフロリダにした一番の理由だ。予想通り走りやすい。トランジションの様子から察するに、相当遅いスタートだけど、自分には関係ない。完走するために自分の走りをするだけだ。



バイクパート一番のテーマは、足を使わないこと。前回タフマンのバイクコースで調子に乗ってギアを重くしてバイク後半に腿が痙攣して、ランでまともに走れなかった苦い経験が頭をよぎる。そしてもう一つのテーマは、補給。タフマンでレース後半に腿が痙攣し、ランで脱水症状になった一番の原因は、水の飲み過ぎが原因の電解質不足。汗で電解質を失った体で多量の水を摂取すると、体内の血液や体液がどんどん薄くなる。電解質は筋肉の神経系の伝達物質だから、電解質が不足すると神経伝達にミスファイア(痙攣)がおきる。これがレースで足に痙攣が起きるメカニズムの一つらしい。今回のレースではその教訓を生かして、HammerEndurolyteを用意した。15分ごとにゲータレード等のスポーツ飲料水を3口、30分後とに100カロリーのGelとEndurolyteで補給した。真水は携帯していたけれど、基本一切飲まずに、口をすすぐだけ。このプランを忠実に実行した。



IMのレースの凄いところは、ボランティアの数が半端無く多いということ。レースブリーフィングによると、今回のボランティア参加者は3000人近く居るらしい。アスリート一人につきボランティアが一人居る計算だ。本当に感謝感謝だ。


バイクコースでは、112マイルのコースに計10箇所エイドステーションが設けられている。なんて手厚いレースなんだ! バイクコースでは、この10箇所のエイドステーション全てでいったんバイクを降りて補給した。急ぐ必要は無い。自分のペースを保つだけだ。

午後1230分、56マイルの折り返し地点にたどり着いた。予定通りのタイムだ。足の疲れもそれほど感じない。「完走できる!」と確信した瞬間だった。4時間で折り返す予定だったバイクコース前半を、3時間半で終えたわけだから、T215分としても計算上は15分余裕がある。



折り返し地点を回ったところにあるエイドステーションで、今朝預けたSpecial Needバッグを受け取る。中にはハムサンドウィッチ、りんごとバナナが入っている。とりあえずサンドウィッチを手にとってはみたものの、とても喉を通りそうもない。あきらめてバナナとりんごを食べる。15分のマージンをフルに使って補給して、トイレも済ませた。

バイク後半はやはり疲れが出始めたのと、ロングライドでいつも悩まされる手のひらの痺れに悩まされた。愛車がTTバイクではなくロードバイクだからか、ただ単に姿勢が悪いだけなのか? ロングライドに出るといつも決まって手のひらが先に悲鳴をあげる。最近搭載したエアロバーは、やはりしっくり来ないので殆ど使っていない。エルボーパッドに手を添えて騙し々々バイクパートを終えた。時計は、午後440分。予定より5分早く帰ってこれた。

トランジションで約15分、補給とトイレに費やして体力を回復させた。午後455分、予定より5分早くランをスタートした。

Sunday, December 1, 2013

Ironman Florida 2013 @ Panama City Beach, Florida -スイム編-


IMレースは初めてで慣れないことが多かったけど、一番戸惑ったのがトランジションの手順。今までのレースだと、基本的に自分のギアはバイクの傍にセットアップしてその場で着替えるのが普通だった。IMのレースでは、「Bike Gear」、「Run Gear」という名前のバッグを二つ用意して前日のうちのチェックイン。前日が大雨だったから、とりあえず当日の朝にトランジションに入って、袋の中身をチェック。大丈夫、二重の袋にして縛っておいたから濡れてない。


フロリダまでついて来てくれた新妻に、今日のレースプランを話す。

「このレースの制限時間は17時間。朝7時にスタートして深夜0時までにゴールへ帰ってくれば完走できる。スイムは、ハーフを40分以内で泳げたから多く見積もっても1時間45分あれば泳ぎきれる。T1を含めて2時間以内でバイクに入れればOK。ランは、2年前に走ったフィラデルフィアマラソンが4時間20分だったから、レース後半の疲れや足の痛みで最悪のコンディションだったとしても、7時間あれば歩いてでも完走できる。一番の問題はバイクのタイム。一番経験値が低い上に、112マイルという未知の距離で自分の体に何が起こるか予想できない。スイムとランで合計9時間だから、バイクに当てられるのは8時間。55マイル付近にある折り返し地点に午後12時半までに着けるか、T2を終えて午後5時までにランをスタートできるかで完走できるかが決まる。」

2013年のIMフロリダSwimスタートは、自己申告のタイム毎に横に並び、砂浜から一斉にスタートするという方式。

タイムの早い人ほどコースの内側に近い位置からスタートし、遅い人ほどコース外側からのスタートになる感じだ。

この方式だと、スタート時に自分のタイムに近い人とスタートするから、後ろから早い人に引っ掴まれたり、前にいる遅い人にキックされたりする危険が減るらしい。グッドアイデア! 2.4マイルの自分のタイムは良く分からないから、とりあえず1時間40分のグループの最後尾に陣取った。

午前7時、大砲の音とともにスタート! 3000人のトライアスリートが一斉に海へ向かってダッシュしてレースはスタートした。

Panama City Beachはエメラルドグリーンの海水と白い砂浜が印象的な風光明媚な観光名所だ。だが今朝に限ってそんなことは関係ない! 3000人の成人男女が群れを成して沖を目指すわけだ。付近に生息するウミガメやエイには、さぞ迷惑だったことだろう。

さて、無事スタートを切った自分は左手から朝日を浴びながらようやく周囲の様子を把握し始めた。後ろには余り人が居ない。前方には蛍光ピンクとグリーンのキャップがひしめき合っている。ターンする場所に赤いブイが浮いているはずだけど、まだ見えない。「自分のペース、自分のペース」と自分に言い聞かせ、はやる気持ちを落ち着ける。リラックスしたフォームで1時間半泳ぎ続ければ、フィニッシュできるのは分かっている。

1周めのループが終わったところでタイムを確認する。午前7時50分。よし、想定内のタイムだ。疲れは殆ど無い。自分のペースでやれてる。

2周目も殆ど疲れずに難なくクリアできた。時計は、午前840分。よし、予定より5分早かった。




Bike Gearのバッグを受け取り、トランジションエリアへ。

IMのトランジションは初めてだけど、男女きちんと別れていてパイプ椅子まで置いてある。男女別れているから、ふりチンで着替えている人も居る! レースプランでは9時にバイクをスタートできればOK15分もある。ジェルと水分を十分とってトイレを済ませて、15分間キッチリ休んでから外へ出た。IMのレースでは、ボランティアがバイクを取ってきてくれる。勝手にヘルメットの番号を伝言ゲームよろしく大声で叫びあって、バイクをとってきてくれた。午前9時、バイクスタート。