Sunday, September 25, 2011

Westchester Triathlon (Olympic) 2011

八木さんの参戦レポートです。


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Westchester Triathlon (Olympic)

SWIM .9M BIKE 25M RUN 6.2M

September 25, 2011

http://westchestertriathlon.org/

1. レース前

(ア) Bike:レースの1ヶ月くらい前から週末にBikeコースの試走会がある。その内の1回に参加した。ちなみに私は地元Rye Tri Clubのメンバーでもあるため本来は試走会を手伝う立場でもある。試走会の当日、

主催者の一人「Shu, コースの誘導、手伝ってくれる?」

私「Ok。でもコース知らないよ。」

主催者の一人「・・・(5秒経過)。じゃ、いいわ。」

ということで誘導係にはなれず。役に立てず、すみません。でも、この試走会参加がレースでは役に立った。来年以降参加される方、是非、事前に試走してコースを知ること、仲間を増やすことをお勧めします。(大会参加者にはメールで案内が来るはずです。)

(イ) Run:上述のBike練習会の続きでBrickをやるケースもあり、そうするとRunコースの一部を試走できます。

(ウ) Swim:こちらも夏頃から毎週木曜日の夕方(18)に大会コースのBeachで練習会がある。私は結局参加できなかったが、参加してみても良いかもしれません。

2. 前日

(ア) Packet Pickup:レース前日の土曜日にゴール地点の公園でパケットピックアップ。Sponsorのテントが出ており、いつも世話になってるBike屋のテントをのぞくと、いつもの兄ちゃんがいた。

兄ちゃん「おぉ、Shu、明日、レース出るのか?」

私「Sure!」

がっちり握手を交わし、気合が入る。

ついでにトランジットをチェック。明日のレースのシミュレーション。

3. 当日

(ア) 補給食


プラン

実際

レース前

朝食+直前にGU(ゼリー)1

気合入れすぎで朝食やや食べすぎ()GUSkip.

Bike

ポカリ700mlGU1

ポカリ約500mlGU1

Run

給水毎に水

給水毎に水。1回ゲータレードをピック。⇒失敗(大泣。後述)

レース後

No Plan

ひたすらバナナ。生ビールがうまそうだったが、脱水状態で飲むのは怖くて手が出ず。

(イ) StartAge Group毎のWave Start。スタートから砂浜を20mくらい走って海に入る。スタートの合図とともに走った!たぶん、スタートから海に入って50Mくらいまでは先頭!(だったと思う)。が、その後、斜行(斜泳)連発でコース取り悪くズルズル後退。

(ウ) Swim

l Ryeの海を1周するコース。先週末のレースで太陽光がまぶしかった経験を活かしてミラーゴーグルに。が、実際はSwim中は見事な曇り空。まぁ、こんなもんだよな。

l 波もそれほど高くなく、快調。「リラックスして大きなフォーム&水に乗る」が今回の目標。入水、Catch, かきこみ、Body Position、息継ぎ、ヘッドアップ、と泳ぎながら色んな点を意識してAdjustできるようになったのは収穫。OWSのレースを積み重ねる中で、意識の幅が広がってきたのがうれしい。

(エ) T1

●  Swimから上がって手元と時計を見ると、想定よりやや遅い。先週のレースに続き「またサボりすぎ?」との思いが頭をよぎる。が、今はレース中。「コースが0.9Mileより長かったのだろう」と超Positive思考ですぐに忘れる。(それでいいのか?)

●  トランジット手前で、Tri Clubのコーチがコース誘導をしていた。手を上げてコーチの名前を呼ぶ。それだけでぐっと気合が入る。

●  トランジットエリアでWetを脱ぐ、メット・サングラスをかける、自転車をラックから下ろして走る、Mountラインを超えて乗る、慌てずイメージ通りのトランジットが出来た。「おっしゃいくでー」Bikeをこぎ始め、思わず叫ぶ。

(オ) Bike

●  BikeWestchester近郊の閑静な住宅街の中を走るコース。コース幅が狭くカーブが多く、アップダウンもそれなり。事前にコースを知らなかったら怖くてスピードを出せなかったと思う。(あ、いや、コースを知ってても相変わらず下り坂はびびって減速してました。。。)

●  今シーズン中、Bikeは一番進歩した。速くなった。下り坂のビビリ度が減った(たぶん)。抜かれる人数が減った(たぶん)。下りで抜かれても次の上りで追いつくことが増えた(これは間違いない)。集中力が増した。Body Positionの意識が強くなった。などなど、レースを重ねる毎に進歩を感じ、Bike Partが楽しくなってきている。

●  この大会、観客に若い姉ちゃんが多い(気がする)。高校生のボランティアか?若い女性陣に声援を送られると、ついつい応えてしまう(あぁ、発想がオッサン。。。)親指を立てることに始まり、ピースサイン、投げキッス、ガッツポーズ、手をグルグル回して声援煽りまでやった。そしたら、まぁ、観客に大うけ! 40歳近くのおじさんの日常生活で黄色い声援に包まれることなんて(全く)ないから、うれしくなって調子にのってしまった。上り坂の一番苦しいときにも、ハンドルから手を離して声援に応える始末。あぁ、トライアスロンって素晴らしい(違うか)。

●  気がつくとBikeも後半。勝手知ったるコース、残り5Mile前後になったところで予定通り、GU(ゼリー)を口にする。前回の反省(Bike終了直前に固形物を食べてRunで吐き気全開) を活かし、1個のGUを三回に分けて摂取。準備は万端だぜ!

●  Bikeの最後、Dismountは過去レースで最高の出来。最後の直線でBike Shoesから足を抜く(裸足でシューズを上から踏んでペダリング継続)、Bikeから飛び降りる、スピードを活かしたままBikeを押して走る、とほぼ完璧。「おぉ、オレってかっこいい」自分に酔う。(あぁ、ナルシスト。)

(カ) Run

●  RunRyeビーチ沿い&住宅街の中を走るコース。ほぼコース全域が普段の練習コースと重なるので距離感はばっちり。アップダウンは気になるほどではない。

●  Run開始直後、Tri Clubのコーチとまた会う。「パーン!」と思いっ切りハイタッチを交わしながら「Shu, Go!」の声がかかる。その声に更に気合が入る。更に10m間隔で並ぶ女子高生(?)のボランティアからも「Good job」の声がかかる。一人ずつに愛想を振りまく。それが10人以上並んでた。一人一人に愛想を振りまき、さすがに疲れる。

●  1Mile通過。時計を見ると7分台。「はやっ!」目標は8/Mile程度だったので、断然速い。次々に周囲をPassしていく。さっきBikeの下り坂でPassされた兄ちゃんも抜き返す(心でブイサイン)。

●  相変わらず観客の声援も高い(なぜなら煽ってるから)。子供達には漏れなくVサイン(心は正義の味方)。お母さん達にはガッツポーズ(心はスーパーマン)。若いお姉ちゃんには投げキッス(心は2枚目アスリート)。投げキッスに観客の感度抜群。このままナンパしたら食事くらいつきあってくれるんとちゃうか、と思うくらい抜群(なんでやねん)。そんなこんなで、快調に3Mileまでかけぬける。

●  3Mileを過ぎた頃、Aidで取る飲み物について考え始める。Runに入ってここまでの補給は水のみ。この時点でRunの距離は半分を超えている。この後も水だけで最後まで持つか?腹には負担がかかるがゲータレードをとりにいくか?心なしか足が重く感じ始める。うーん、ガス欠の前兆か?悩んだ挙句、結論は「よし、次のAidだけゲータレードをとろう。」

●  で、4MileAidで水とゲータレードをとる。少しでも内臓への負担を軽くするため、交互に飲む。げ、気づいたらコップに入ってたのをほとんど飲んじゃった。

●  いつも給水直後は多少、パフォーマンスが落ちる。2,3人に抜かれる。でも、これは想定内。焦らず、ペースを保っていると、次第に回復。結局、スタートから5Mileまで平均7分/Mileペース維持。おぉ、絶好調だぜ。ラスト1Mileの標識が目に入る。このままいくでー。

●  しかし、トライアスロンの神様は我に試練を与える。ラスト1Mile通過直後、悪魔のしゃっくり開始。げっ。こみ上げる胃液。襲う吐き気。まじかよー。固形物避けて、ゼリーも分けて食べて、Runは水だけで、一回のゲータレードとっただけであかんのかよー。またブレーキかよー。また苦しむんかよー。

●  思い虚しく吐き気は募る。

●  また吐くか?例の葛藤開始。でも吐くのも体力を使う。吐いても楽になるとは限らない。何より時間を使う。残りは1Mile 弱。ええーい。今回は吐かずに行くぞ。苦しみぬいて走ることを決意。

●  後続のレーサーに2人、3人と抜かれる。フラフラの兄ちゃんにも抜かれる。え、おれ、こんなに遅いの?でも悲しいほど足が出ない。ゴールはすぐそこなのに。観客の黄色い声援にも応える余裕がなくなった(泣)。

●  観客から「Last 400Meter to Goal」の声がかかる。もう、やけくそ。ほんの数十センチの下り坂をきっかけにスパート。走る、というよりゴールまで飛んで走った。吐き気が最高潮に達する。おぉ、吐き気がぁ。ほとんど息も止めて走る(飛ぶ)。ゴールにいるDJの兄ちゃんがマイクでオレのゼッケンNoと名前を呼んでる気がする。反応する余裕無。ゴール前のパフォーマンスも無(色々考えてたのに。(泣))。既に思考停止。対応不可。

●  一応、ガッツポーズだけ作ってゴール。時計を見たら2時間27分。おぉ、3時間どころか2時間30分まで切っちゃった。すごいぞ、オレ。

Runペース





(キ) ゴール

●   ゴールではRye Tri Clubの面々とお互いに「Congratulation」の声を掛け合う。コーチには心から感謝の言葉を伝えた。「地元でこのようなClubに参加する機会を与えてくれて、本当にありがとう。今日はとてもEnjoyしたよ」、と。レースをEnjoyしろ、と教えてくれたのも彼である。

  今回のレースの一番の収穫は(黄色い声援ではなく)レース中に色んな点に気づきAdjustできるようになったこと。SwimBody PositionBikeの集中力維持、Runの補給プラン(失敗したけど)。練習の積み重ね、レース経験の積み重ねの賜物だと思う。

  先週のレースの疲れはあったけど、その中、このタイムは立派。練習を積み重ねてまたレースをEnjoyしようと思う。

●   Resultは以下の通り。Swimが足を引っ張っているのが意外。もう少し積極的にいっても良さそう。ちなみにT238位(参加者約1000人)。10秒縮めればTop10ということに気づいた。改善点はまだまだあるので、T2も今後のお楽しみの一つである。お疲れ様、オレ。

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