Monday, December 2, 2013

Ironman Florida 2013 @ Panama City Beach, Florida -バイク編-


バイクコースは、Elevation Gain991ftのフラットなコース。初IM挑戦の地をフロリダにした一番の理由だ。予想通り走りやすい。トランジションの様子から察するに、相当遅いスタートだけど、自分には関係ない。完走するために自分の走りをするだけだ。



バイクパート一番のテーマは、足を使わないこと。前回タフマンのバイクコースで調子に乗ってギアを重くしてバイク後半に腿が痙攣して、ランでまともに走れなかった苦い経験が頭をよぎる。そしてもう一つのテーマは、補給。タフマンでレース後半に腿が痙攣し、ランで脱水症状になった一番の原因は、水の飲み過ぎが原因の電解質不足。汗で電解質を失った体で多量の水を摂取すると、体内の血液や体液がどんどん薄くなる。電解質は筋肉の神経系の伝達物質だから、電解質が不足すると神経伝達にミスファイア(痙攣)がおきる。これがレースで足に痙攣が起きるメカニズムの一つらしい。今回のレースではその教訓を生かして、HammerEndurolyteを用意した。15分ごとにゲータレード等のスポーツ飲料水を3口、30分後とに100カロリーのGelとEndurolyteで補給した。真水は携帯していたけれど、基本一切飲まずに、口をすすぐだけ。このプランを忠実に実行した。



IMのレースの凄いところは、ボランティアの数が半端無く多いということ。レースブリーフィングによると、今回のボランティア参加者は3000人近く居るらしい。アスリート一人につきボランティアが一人居る計算だ。本当に感謝感謝だ。


バイクコースでは、112マイルのコースに計10箇所エイドステーションが設けられている。なんて手厚いレースなんだ! バイクコースでは、この10箇所のエイドステーション全てでいったんバイクを降りて補給した。急ぐ必要は無い。自分のペースを保つだけだ。

午後1230分、56マイルの折り返し地点にたどり着いた。予定通りのタイムだ。足の疲れもそれほど感じない。「完走できる!」と確信した瞬間だった。4時間で折り返す予定だったバイクコース前半を、3時間半で終えたわけだから、T215分としても計算上は15分余裕がある。



折り返し地点を回ったところにあるエイドステーションで、今朝預けたSpecial Needバッグを受け取る。中にはハムサンドウィッチ、りんごとバナナが入っている。とりあえずサンドウィッチを手にとってはみたものの、とても喉を通りそうもない。あきらめてバナナとりんごを食べる。15分のマージンをフルに使って補給して、トイレも済ませた。

バイク後半はやはり疲れが出始めたのと、ロングライドでいつも悩まされる手のひらの痺れに悩まされた。愛車がTTバイクではなくロードバイクだからか、ただ単に姿勢が悪いだけなのか? ロングライドに出るといつも決まって手のひらが先に悲鳴をあげる。最近搭載したエアロバーは、やはりしっくり来ないので殆ど使っていない。エルボーパッドに手を添えて騙し々々バイクパートを終えた。時計は、午後440分。予定より5分早く帰ってこれた。

トランジションで約15分、補給とトイレに費やして体力を回復させた。午後455分、予定より5分早くランをスタートした。

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