Wednesday, August 15, 2012

IRONMAN US Championship 2012 NY


Yagishuの涙涙のレポートです。 (ウソ)

※写真コピペできんかった、ごめん。


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Ironman US Championship on August 11, 2012

Record

Swim: 46:08

Bike: 5:57:34

Run: 4:59:57

T1: SWIM-TO-BIKE 5:02

T2: BIKE-TO-RUN 4:55

Overall: 11:53:36

Rank: 114 / 521

Overall Rank 582/2,739









「おっしゃー!」

2012 年 8 月 11 日午後 7 時過ぎ、Ironman US Championship、

Finish Line を超えると同時に思わず叫んでた。

Ironman Lake Placid (以下 IMLP)とはまた違った感情だった。

【3 週間前】

IM LP に出場。初出場、初完走。Swim、Bike は絶好調。Run で半分過ぎたところで撃沈。でも、Ironman Race の雰囲気を存分に楽しんだ。

LP から戻った後は、テーパー、というか疲労回復に努めた。思ったより疲労度は軽かった(認識していないだけか?)ものの、今ひとつ気合入らず、淡々と日々が過ぎていく。

【レース2日前】

Banquet に参加。体が不自由になった Firefighter がリハビリ→マラソン→Ironman LP に挑戦、完走した物語が紹介され、本人が登場した。紹介ビデオのトレーニングシーンを見ていて、自分のトレーニングの日々を重ねて思い出す。これで俄然、気合が入った。



【レース前日】

Bike Check In の直前、前ギアがうまく入らないことが判明。Transition エリアの Bike Teck サポートで調整してもらい、事なきを得る。レース当日に発見してたらパニックやったやろな。20 時就寝。

【レース当日】

AM230 起床。朝食を済ませ、会場へ向かう。落ち着きながらも程よい緊張感。LP よりも気合が入っているのが自分で分かる。でも、気負い過ぎないようにと心がける。

【SWIM】

Swim はフェリーでスタート地点に着いた人からバラバラとスタート。Body Contact はないが、人もまばらでドラフティングできず。しゃーないわ、ということで淡々と泳ぐ。

リラックス、大きなストローク、入水。。。この一年間で、チェックポイントが格段に増え、自分の泳ぎを客観視、泳ぎながら Adjust できるようになった。

コースが直線ということもあり、距離が分からん。途中、背泳ぎしながら手元の時計のタイム確認、30 分過ぎだった。LP と同ペースとすると約半分。疲労感もなく、特に Push することもなく、更に淡々と泳ぐ。

しばらくして、Swim ゴール地点のマイクアナウンスが耳に入る。「あれ?終わり?」 Swim Up して時計を見ると45 分台。「プロ並やん!」 3 週間前の LP より 15 分以上速い。恐らく川の流れがあったのだろう。ま、いいや。
Good job だ。Bike へ向かう。



【Bike】

Bike 開始。コースのほとんどが Highway ということもあり、観客が少ない。声援に応える場面も少なく、ちょっと寂しい。。。Cadence を 90-100 に維持しつつ、Body Position に気をつけて走る。このコースの良いところの一つは、直線往復コースで、プロと何度もすれ違うこと。あるプロは Bike 上の姿勢が「球」のようだった。空気抵抗を極限まで減らしているのだろう。胸元のゼッケンもほとんど見えない。自分でも真似をしようとするが、どうしても姿勢が崩れる、緩む。体幹をかなり鍛えないとあの姿勢はとれないな、などと考えながら走る。

40Mile を過ぎる頃、次第に疲れを感じ始める。IMLP でも経験済なので、特に慌てるでもなく、Push するでもなく、Cadence、姿勢の維持に努める。

途中、下り坂で他の Athlete に抜かれる。下り坂で自分も相手もペダルをこいでいないのに、ブレーキもかけてないのに抜かれる。「なんでやねん!」と突っ込みたくなるが、どうも自転車の性能の差らしい(ということにしておこう)。抜いていく Bike を見ていると、Zipp とか Disk Wheel の Bike がほとんどだった。うーん、次回は Zipp Rentalを真面目に考えるか???

LP の反省を生かし、Bike の Aid では全てで水ボトルをとった。気温・湿度の高さもあり、水分補給に気をつける。
自分で用意した Special Drink(Powerbar Perform+Carbo Pro)を飲み続ける。



2nd Lap も終わりに近づき、Highway から降りて Local Road へ。ここはさすがに観客が集まってて、盛り上がる。当然、腕を振り回して声援に応える(ていうか、声援をあおる)。あぁ、トライアスロンやってて良かった(違うか)。

T2 の直前、Bike の Dismount で失敗して転倒。痛みも怪我も全くなかったが、ボランティアの人達が心配して声をかけてくれた。「Ok」と笑顔で答え、Run へ。

【Run】

鬼門、関門の Run 開始。Run Start と同時に「Slow!」と自分に叫ぶ。もう前半 Over pace で後半つぶれる、という失敗は繰り返さない。自分に「辛抱」と言い聞かせ、9-10Min/Mile のペースを維持。他の Athlete にどんどん抜かれるが、ここは辛抱だ。

2-3Mile を過ぎると、歩く Athlete が増える。自分は淡々と 10-11Min/Mile を維持。しゃっくり、吐き気もなく、えー感じである。LP の経験を生かし、自分で用意した Special Drink を飲む→直後に Aid で水をとって飲むことを繰り返す(Special Drink で水分+カロリーを摂取、胃への負担を減らすために水で薄める、しゃっくりを引き起こす可能性があるので氷水は飲まない)。更に氷を背中に入れて体を冷やす。

上り坂でペースが落ちても慌てることなく、ひたすら Steady なピッチを刻む。時々歩く人にも抜かれるような Slowペースであるが、辛抱、辛抱である。ゆっくり、しかし確実に。

ようやく 13Mile(半分)通過。GW Bridge へ。橋を降りたところで大勢のボランティア・観客がいて盛り上がってた。
知ってる顔も見える。両手を振り回して声援を煽る。

「うぉぉー。」

盛り上がる声援。幸せな瞬間である。

その後、River Side Park へ。

ここまでくればゴールはもうすぐである。

10Mile ない。

これは行ける。

が、Ironman は甘くなかった・・・。

「あれ?」

急に疲労が体を襲う。

喉がかわく。



コンスタントに水分補給をしていたが、どうもここへ来て足りなくなったらしい。

腰につけているボトルも空。

「やってしまった。」

脱水症状である。

悪いことは重なる。

腹も減ってきた。

水もなく、胃への負担が心配だったがやむなく GU を流し込む。

更に悪いことは重なる。

向かい風がきつい。

川沿いで風を遮るものもない。

疲労、脱水、風、、、色んな言い訳を考え、、、

今回も、、、陥落・・・。

歩いてしまった。

「5,4,3,2,1」

自分でカウントダウンをして、ゼロになると同時に走り出す。

歩くためにここへ来たんじゃない。

次の Aid で水を飲む。胃が受け付けてくれたのはラッキーだった。自分でテーブルからコップをとって、更にボトルに水を足す。



ゴール直前 3-4Mile は River Side Park を往復。観衆の中に知人の顔も。「Shu!Shu! Shu!」5-6人で大合唱。
駐在で NY に来たのが 2.5 年前。こうやってトライアスロンを通じて仲間ができたのは本当にうれしい。笑顔で応え、力強くハイタッチして通りすぎる。

そして、やっと遠くに青いゴールが見えた。

よくやった。特に Run はよく辛抱した。偉いぞ、オレ。

渾身のガッツポーズ。

手元時計で 12 時間切り。よくやったぞ。オレ。

Ironman に出るという目標を立て、

Training Plan を組んで実行し、

Rev3 や IMLP などの Race で失敗も悔しい想いも経験し、

全てを糧にして今回は成果を出せた、という実感があった。

納得のいく練習を積めた事、

Ironman という最高の舞台に立てたこと、

そしてそこで成果を出せたことは、本当に幸せなことだと思う。

今まで支えてくれた友人、コーチ、そして家族に感謝です。

追伸:終わっちゃった。

八木

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